南伊豆町奥石廊は、石廊崎に隣接します。伊豆諸島を望むことができます。ハチジョウススキの群落が海崖から海岸段丘上に自生しており、植生の点からも伊豆諸島との共通点を認めることができます。
奥石廊の海岸段丘の上は、広大な草原となっています。そこには、ユウスゲ、イソギク、キキョウ、カワラナデシコ、カンゾウ類など40数種の野草が自生しています。
現在私たちが、開発を進めている「浜っ子ターフ」は、奥石廊の草原のように、海浜植物と里山植物が共生するエリアの植生をモデルとしています。
さて次回からは、植生の点で伊豆半島との共通も多い伊豆大島のレポートです。