標高3000mのタクツアン僧院周辺の植生は、ブータン植生の典型だ。
高木層は、マツとウバメガシ。この2種は更地にまず生えるパイオニアでもある。
中木層は、シャクナゲ(日本シャクナゲと異なり8mクラスに成長する)など。
低木層は、アセビ、サカキ,ネジキなど。
草原には、サクラソウ。
ブータンは、太平洋側では宮城県と岩手県境まで及ぶ照葉樹林帯であるが、標高3000mのタクツアン僧院周辺の植生の細部は、日本の鹿児島県沿岸部や屋久島によく似ている。
岩に張り付くウバメガシとマツ
コメツガ
シャクナゲ
メギ
サカキ
照葉樹林帯に特有のシダ。鹿児島県沿岸部や福島県いわき市でも見かける
サクラソウ