2016年7月の紀行文
■ Saasfee
スイスでは知られたリゾート地だが、まっこと小さな村だ。
軒数にしたらおそらく数百。
私の実家がある福島県石川町中田地区と変わらない。
違いは中田が超散村なのに対して、サースフェーは集住していること。
ところでサースフェーの市街地に隣接して、1~2軒の屋敷地、数軒の集落というように森を開いた家ごとの屋敷地が明瞭にわかって面白い。
■ グラジュレーション
スイスのリゾート地Saasfeeサースフェー。
ホテルの建設ラッシュだ。しかし伝統建造物を保存したり、リホームしたりもしている。古いものと新しいものが、漸移的に共存している。
日本では伝統建造物群は極力生活感を抑制するし、その逆に各自治体ではスクラップ&ビルドで、「まちづくりとは何かを建てること」と古いものを目の敵にする傾向が強い。それを助長しているのが、小中校を統合して新築すれば補助金がもらえるという現在の制度だ。
■ 街中で飼われる牛
スイスのSaasfeeサースフエーは、冬はスキー夏は登山の人気のリゾート地だ。町並みは歴史的な建造物と新しいデザインの建築が積み重ねられていて、パブがたくさんあって、夕方には地元の人がビールを飲んでいる居心地のいい町だ。
びっくりポンは、街中で牛が飼われている。2012年~14年まで日本造園学会関東支部が福島県石川町で開催した学生ワークショップで、街中に隣接した山の斜面で牛を飼う提案があり、学生の提案に真面目に耳を傾けていた私でも、えっと思ったが、あるじゃん。しかも街中だ。
また別な学生が提案した街中農園も、普通にある。
我々オヤジよりも、学生の方が世界に近い。
■ ここでも住民が楽しんでいる
ワイルドフラワーの草原で
散歩
読書
乗馬 etc
スイスのsaasfeeにて
■ nonohanaレストラン
サースフェーSaasfee.
スイスのスキーリゾート地。夏の登山客は冬のスキーヤーの半分らしいが、日本人は一人もいない。
アルプスを見ながら食事ができるレストラン。
場を癒しているのが、野の花(ワイルドフラワー)ガーデンだ。
■ 子どもには好かれる
昨日写真を撮った10歳ぐらいの男の子に、今朝はハローと挨拶された。
晩飯の時には、隣の席の1歳ぐらいの男の子に、気に入られて、私が両親に遠慮して視線を離すと、ハイーと目を合わすことを笑顔で求められる。
今日のnonohanaレストランは、子供たちで賑わい、野の花の中にジャンプして、かくれんぼ。