環境戦略 生物多様性を通して地球の緑化を考える 仲田種苗園
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緑の文明

緑の文明首都戦略(完結編)

東京憲章(案)    「太陽」「空間」「自然」「水」(都市計画の基本要素) 都心を冷ます「野の花マット」(東京大崎・シンクパーク) 山菜、薬草、あるいは高度な木造建築など、日本は縄文時代以来、自然からの恵みを生活に活かし …

緑の文明首都戦略(11)

ル・コルビュジェ「輝く都市」(1935年) 「自然と人間は、統一と協調を保っているものであって、自然の外に拵えものの社会があるわけではない」(デカルト) 都心を癒す「野の花マット」(東京大崎・シンクパーク)。 20世紀最 …

緑の文明首都戦略(10)

昭和天皇のご遺志 野の花マットの蜜を吸う蝶たち 江戸城は、外濠と内濠に囲まれ、しかもそれらの濠が武蔵野から引かれた上水道によって、江戸市内の緑地と結ばれていたために、水と緑のネットワークの拠点であった。そして現在の皇居に …

緑の文明首都戦略(9)

環境文化都市:江戸 武蔵野の美を凝縮した野の花マット 江戸の人口は100万で、当時としては世界屈指の大都市であったが、自然と共生し、独自の庭園文化が花開いたという点で、まさに環境文化都市であった。 江戸の緑被率は、約40 …

緑の文明首都戦略(8)

武蔵野から引かれた江戸の水道 武蔵野の美を凝縮した「野の花マット」(左080622、右070913撮影) 江戸庶民にとって、武蔵野の最大の恩恵は水である。江戸の下町は埋立地であるため、井戸を掘っても塩分が多く、飲料に適さ …

緑の文明首都戦略(7)

江戸の経済を支えた武蔵野 武蔵野の美を凝縮した「野の花マット」の生産 江戸市場の拡大とともに発達してきた近距離経済を江戸地廻り経済と言い、葉物(野菜)の産地は次のようなところが有名であった。 菜:小松川(江東区)、小菅( …

緑の文明首都戦略(6)

武蔵野と江戸の境 武蔵野の美を凝縮した「野の花マット」(左060817、右060913撮影) 「武蔵野に特有な林を持った低い丘がそれからそれへと続いて眺められた」「斜草地、目もさめるような紅葉、畠の黒い土にくっきりと鮮や …

緑の文明首都戦略(5)

木を植えた農民 武蔵野の美を凝縮した「野の花マット」(野草の基本種はアゼターフと同じだが、ススキなどのイネ科を含まない) 「昔の武蔵野は萱原のはてなき光景をもって絶類の美を鳴らしていたように言い伝えてあるが、今の武蔵野は …

緑の文明首都戦略(4)

原風景としての萱原 萱原をイメージして製作したアゼターフ ススキを茅・萱(かや)と言い、穂は「尾花」と歌われた。  武蔵野は一面に萱原が広がっていたことが、古代の更級日記に描かれ、また鎌倉時代の「続古今和歌集」 …

緑の文明首都戦略(3)

古代武蔵野の開発と景観 武蔵野を再現するアゼターフ 「私の祖先は代々、杖刀人の首(おさ)を務めてきました。私は雄略天皇に使え、天下を治める補佐をしてきました。そこで辛亥年(471年)7月に、これまでの輝かしい功績を剣に刻 …

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