環境戦略 生物多様性を通して地球の緑化を考える 仲田種苗園

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地質とランドスケープ

2010年春、アクアマリンふくしま「エッグ」(子ども体験館)中庭のランドスケープ。 設計はプランタゴの田瀬理夫さん、材工は仲田種苗園。 田瀬さんは三角形のフトンかごで阿武隈山地を表現しました。山の部分は、地元石川町の道路 …

Trinity Earth +

私が小学校6年の修学旅行の時、国立科学博物館の展示で石川町産の鉱物を発見した時には、郷土に誇りを持った。 またベルリンの壁が崩壊して4年後の1993年、旧東ベルリンの博物館島(ムゼウムインゼル)で鉱物産地名を示す「Ish …

Trinity Earth(3)

石川町の東部は、変成岩帯で、阿武隈山地に属する。阿武隈変成岩は、日本列島の形成を考える上で、重要だ。 石川町、古殿町、いわき市にかけての変成岩は、阿武隈変成岩と呼ばれ、東側の変成度が低い御斉所変成岩と変成度が高い竹貫変成 …

Trinity Earth(2)

石川町の中部は、花崗岩地帯である。市街地もここに立地する。 市街地の南方の山橋地区の谷は、格子状となっている特徴がある。格子状谷の範囲が花崗岩地質と一致しているので、これは花崗岩の割れ方、方状節理が地形に反映したと考えら …

Trinity Earth(1)

石川町は、東部(阿武隈山系)の変成岩帯、中部の花崗岩帯、西部(阿武隈川流域)の第四紀に降下した火山灰帯の3つに大別される。日本造園学会関東支部学生デザインワークショップ2013のEチーム(リーダーは大石茉由佳、チューター …

「オキナワの家」(伊礼智)

建築家伊礼智さんの本。「オキナワの家」。2004年刊行を、今年の6月26日に復刻したばかりだ。今日は19日なので、発売前だ。スリランカの建築家BAWAを勉強して、内部と外部空間を繋ぐ建築に興味をもった。 沖縄の屋敷地と路 …

読書録BAWA

隈健吾 「ジェフリー・バウァー庭の中の孤独な人」(『熱帯建築家 ジェフリー・バワの冒険』トンボの本』) 「時代は建築の時代から、庭の時代へ転換している。20世紀から、21世紀へという転換の本質は、建築が終わって、庭が始ま …

山あいの故郷に笑い声がこだました。

6月3日、ふくしま若者会が主催した「中田の郷ー人馬ウォ―クラリー」は、募集100人を上回る128人が参加して、盛況だった。 福島県石川町は人口減少率が10%台であり、中通地方の中でもワースト3に入る。2017年4月には過 …

生け花のように

奥入瀬渓流は岩に植物が着生して、作庭のモデルとなる。 ある岩の植生を見ると、天に向かって伸びるような高木はアオダモ、中木はノリウツギやカエデ類、水面に垂れるような低木はツツジ類。 これを生け花に置き換えると、主木(高木) …

鳥海山の地質とランドスケープ

鳥海山は標高2,236mの活火山である。一般に火山は、火山灰と溶岩がバウムクーヘンのように交互に重なっているが、鳥海山は主に安山岩もしくは玄武岩の溶岩で形成されている。 写真は頂上付近の様子だが、安山岩もしくは玄武岩が柱 …

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