BOTANIC GARDENは1858年開設の歴史がある植物園だ。
当時のシンガポールは、イギリスの植民地で東インド会社の中継基地であった。イギリスは各国の植物を収集した。プラントハンターが活躍した時代である。植物園の前進はその拠点であったと推定される。
敷地内に都市緑化を担当する機関の建物がある。シンガポールの都市緑化は、植物園の研究と造園設計(デザイン)と施工(エンジニア)が協働して発展してきたと考えられる。植物研究と造園の距離が感じられる日本でも見習いたい。
園内は約50ヘクタールの広大な敷地。ラン園は有料だが、そのほかは朝5時から夜12時まで無料開放。治安の良さがうかがえる。多数の市民が、散歩、ジョギング、太極拳などで利用している。