写真左:ハマボッス(サクラソウ科)の蜜を吸うアオスジアゲハ 写真右:岩場の植生
海から照葉樹林までの狭い空間である岩場(あるいは砂浜)は、強い潮風の下、独自の生態系を形成している。
植物の多くは、照り葉、厚葉の特徴があり、乾燥に強い生理をもっている。
東京湾は、千葉の富津市から神奈川の横須賀市に到る沿岸、言い換えれば浦賀水道の内湾地帯は、埋め立てなどによる人口浜であり、本来の浜辺の生態系はほぼ壊滅している。
コンクリートが膨張している東京湾を人間性のある空間にするためには、浜辺の生態系を復元する必要がある。