4月20日、21日、日本造園学会関東支部は、福島県石川町桜祭りに参加した。
初日は、昨年同町で実施したワークショップの発表会。昨年暮れの発表会が衆議院選挙と重なり、役場職員などが参加できなかったので、リクエストを受けた。昨夏の第1回発表会から3度続けて参加した町民もいて、熱心が質問が交わされた。町民と学生の交流型プレゼンテーションという試みは、成果を上げつつある。
懇親会は大いに盛り上がった。スペシャルゲストの写真家テラウチマサトさんも感激。
地酒をコップで。酒宴は明け方近くまで。ランドスケープや石川町の未来について、想いを語りあった。
2日目は、昨年のフィールドワーク地を再訪して、深堀。昨年は3地区に分かれたが、今回は他チームの調査地も見て回った。朝から雪、予定地に行けなかったり、雪道のバス乗車で怖い思いをしたり、怒涛の一日だった。しかし、雪をいただいた桜や風景は美しかった。仲間のフィールドを見学できて良かったという声も多かった。
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昼食は、中谷地区で開催した桜イベントに参加した。この地域は、津波を被ったいわき市久の浜地区と震災前から交流していたが、震災によって絆が深まった。久の浜の方からは、津波体験の貴重な話を聞くことができた上に、お土産までいただいた。
午後は、仲田種苗園の圃場を見学。春モミジの美しさや隣接する阿武隈川の雄大な風景を堪能した。
行程の最後は、町議会議長が経営する大野農園。果樹農家。桃の花が美しかった。雪中桃花。