環境戦略 生物多様性を通して地球の緑化を考える 仲田種苗園
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環東京湾環境戦略(32)

江戸の潮入り名園:浴恩園 定信自画像、右は顔を自ら描き全体は狩野派の画人に描かせた 写真は、白河藩主松平定信です。左は30代、右は50代、いずれも本人が描いた自画像とされています。加齢を考えても、目元、鼻、顎の輪郭など、 …

環東京湾環境戦略(31)

菱垣船(大江戸東京博物館) 江戸は海洋都市でもありました。江戸の街は、家康の入城当初から海運のための運河が整備されました。 江戸の海運は、当初千石積みの菱垣船を使って、大阪から油・酒・醤油などを運んだ菱垣廻船が主力でした …

環東京湾環境戦略(30)

葛西からディズニーランドを望む 天正十八年(1590)、徳川家康が江戸城に入ります。天下人はいずれも水陸交通の要所に城下町を築きました。信長の安土城下は琵琶湖の水運の拠点に京都と東国を結ぶ街道を引き込みました。秀吉の大阪 …

環東京湾環境戦略(29)

江戸・東京編 お台場から品川・汐留方面を望む 関東平野は、約13万年前の下末吉海進と河川侵食によって数段の基盤に火山灰が堆積した「洪積台地」と一万年以降に堆積した「沖積平野(低地)」に大別されます。洪積台地の厚い火山灰( …

環東京湾環境戦略(28)

植生区分を考えるときに、伊豆諸島の植生はわかりやすく、モデル的な地域であると私は考えます。 植生区分には、大中小の3つの区分があります。大区分としては、「生物多様性保全のための国土区分」があります。伊豆諸島は、その第6区 …

環東京湾環境戦略(27)

伊豆大島の名物は、椿(ヤブツバキ)です。 島内にはいたるところに、ヤブツバキがあります。特に海崖中腹にはヤブツバキの群落が認められます。 さて、ヤブツバキは名前が示すように、高木層の下にあって、半日陰の環境を好みます。海 …

環東京湾環境戦略(26)

伊豆大島の笠松地区は、海岸性植生が良好に残っているために、国指定天然記念物となっています。 磯から海崖上部に至る、植生は以下のようなものです。 海浜植物群落:オオシマハイネズ・イソギク・ハマカンゾウ・ボタンボウフウ・マル …

環東京湾環境戦略(25)

  写真:伊豆大島 伊豆諸島の一つ神津島から産出した黒曜石が、伊豆大島、そして関東周辺の旧石器時代の遺跡から出土しています。これは2万年前には、すでに伊豆七島と関東地方の海上の往来が活発であったことを示していま …

環東京湾環境戦略(24)

南伊豆町奥石廊は、石廊崎に隣接します。伊豆諸島を望むことができます。ハチジョウススキの群落が海崖から海岸段丘上に自生しており、植生の点からも伊豆諸島との共通点を認めることができます。    奥石廊の海 …

環東京湾環境戦略(23)

南伊豆町石廊崎は、伊豆半島の先端です。この岬によって、相模灘と駿河灘に分かれます。 環東京湾の西の範囲も、この石廊崎までとするのが良いでしょう。 石廊崎は、海崖上部に照葉樹林が良好に残っています。 石廊崎には灯台があり、 …

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