3月2日、小樽市教育委員会に招かれて、歴史文化をまちづくりに活かす「小樽フォーラム」で、福島県石川町の取り組みを紹介させていただきました。
「800万人の観光客は地元の努力の成果ではない」と危機感をあらわにする迫俊哉市長、歴史文化基本構想の本意を丹波篠山などの先進的な事例から解説してくださった岡本公秀文化庁調査官、そして地元でのまちづくりの英知や経験を教えってくださった皆様。良い学びでした。フォーラムを企画した石川直章総合博物館長、ご苦労様、ありがとうございました。
福島県石川町中田は、限界集落を多く含む過疎地です。ここの活性化を目指して、日本造園学会関東支部、宮城大学(建築学)、千葉大学大学院の留学生(ランドスケープ学)、東北大学(地質学)が参画してきて、新年度からは福島大(経済学)が加わる予定です。
3月2日、小樽フォーラムでその成果の一部を発表しました。講師やコメンテイターの打ち上げ会では、このような「知のプラットフォーム」について、皆さんが評価、非常に前向きな意見をいただきました。
懇親会は、店主が運河保存運動の中心であった蕎麦屋「藪半」で。前日高校を卒業した娘と妻もご一緒させていただきました。
たちかま(助宗たら白子の蒲鉾)、にしん漬け(身欠きにしん、干し大根、キャベツ)、景虎(厚揚げ豆腐)、鰊棒煮、白魚の天ぷら。酒は室蘭の北力(きたちから)の純米酒を温燗で。締めは、タワー状のかき揚げそば。
小樽の街
30年前、小樽では若い人たちが一生懸命にガラスを作っていた。
今でもそのDNAを継承するような店に好感を覚えた。
小樽は、800万人の観光客が訪れる一方で、人口減少率が高く、過疎地に指定されている。