私たちは、日本造園学会関東支部学生ワーキングをサポートさせていただいています。
「原発被害を受けた土地と向き合い」というテーマで、全国14大学70人の学生やチューターが石川町に集い、研さんしています。
学生さん、一人ひとりが一生懸命で、心打たれます。
今回ご紹介するのは宮城大学チームです。福島県石川町で千年続く藤田郷(野木沢地区)をフィールドワークにしています。
宮城大の学生は3年生から修士1年までの男女6人。建築専攻の為、ランドスケープのデザインワークには最初戸惑ったようです。しかし、皆さんは宮城と山形出身、共に被災した福島と同じ目線で、地元に接しようと、民泊を希望。
9月には我が家で民泊しました。
11月17日〜18日。地元報告会と2度目の民泊。報告会には地域民が20人以上集まり、大いに盛り上がりました。食事は、郷土料理婦人会と学生さんによる手作り。
夜は男子学生は瀬川さん宅、女子学生は二瓶さん宅に民泊しました。学生さんにも学びが大きかったようですが、地域としても宮大生との触れ合いは元気が出たようです。
2日目は、地域のシンボル藤田城の櫓起工式(建前)に参加。すっかり地域に溶け込んだ宮大生、最後は地域民と握手をしながら、うるうるの別れでした。
「まだ来らっし(来いよ)」と、多くの地域民が学生に声をかけていました。
藤田城櫓の起工式(建前)、餅やお金が播かれる。建築系の学生としては願ってもない経験。
まだ来らっしない、まだ来いよー。地域民から次々に握手の手が伸びる。