出雲大社は、『古事記』の国譲り神話に登場する稲佐の浜から1km内陸に位置しています。さらに江戸時代以前は、大社の南側は汽水湖であったことが、地質的にも明らかにされています。
大社を取り巻く照葉樹林は、スダジイやタブノキなどの、沿岸性の照葉樹林が含まれています。
今回は、出雲にふさわしい野の花を探訪しました。林の中は、シカの食害によって、植生が貧困化、シダ類やコケ類が優先していました。
出雲市猪目町の海崖に、良好な植生を見つけました。
アキチョウジ、ツクシアザミ?、カワラナデシコ、ツワブキ、ゴマナの1種、ノジギク、マツカゼソウ、オトギリソウの1種。