出雲大社は、『古事記』の国譲り神話に登場する稲佐の浜から1km内陸に位置しています。さらに江戸時代以前は、大社の南側は汽水湖であったことが、地質的にも明らかにされています。

大社を取り巻く照葉樹林は、スダジイやタブノキなどの、沿岸性の照葉樹林が含まれています。

今回は、出雲にふさわしい野の花を探訪しました。林の中は、シカの食害によって、植生が貧困化、シダ類やコケ類が優先していました。

出雲市猪目町の海崖に、良好な植生を見つけました。

アキチョウジ、ツクシアザミ?、カワラナデシコ、ツワブキ、ゴマナの1種、ノジギク、マツカゼソウ、オトギリソウの1種。

121111-7.jpg猪目海岸

121111-1.jpg121111-2.jpgアキチョウジ、ツクシアザミ

121111-3.jpg121111-4.jpgツワブキ、カワラナデシコ

121111-5.jpg121111-6.jpgゴマナ、ノジギク