福島原発の放射線量は、減少傾向にあります。原発周辺地域を除いて、人体に影響がない安全圏内です。

原発の放射線の拡散は風の影響を受けます。北からの風の場合はいわき沖から茨城沖に拡散する傾向が見られます。また南東風の場合は、福島県の県北地方に拡散します。しかし、いずれの地域も放射線量は減少傾向にあります。

文科省が地震から4日朝までの放射線量の累計を発表しました。茨城県でもっとも高い数値を示したのが、ひたちなか市です(福島、宮城は地震により測定不能)。今回の降下数量から、1年間屋外にいた場合の被爆量は、ひたちなか市で0.4ミリシーベールト、胃のエックス線写真1回分0.6ミリシーベルトより低い予想です。被爆医学の専門家山下俊一長崎大学教授によれば、「発がんの可能性が懸念されるのは100ミリシーベルト以上で、今回のレベルではまったく問題がない」。

4月5日の1時間あたりの放射線量はひたちなか市が0,45マイクロシーベルト(ミリとは単位が異なる)、いわき市も0,45と同じ数値を示しています。

また当社が所在する石川町は0,19マイクロシーンベルト、関東内陸部のつくば市0,21と近い数値を示し、この傾向は数週間安定しています。福島県中通り地方南部や関東内陸部は、放射能が安全圏と専門家が判断した太平洋沿岸地帯よりもさらに低い数値を示しているので、健康には全く問題がありません。

 6-1.jpg読売新聞4月6日

6-2.jpg朝日新聞4月6日