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h1.jpg福島民友新聞記事(2011・03・09)

 風景写真の大家竹内敏信によれば、日本列島3大桜の名所は、奈良県全域、長野県全域、福島県中通り地方である。「不思議なことに、福島県の真ん中には素晴らしい桜が多い。ベニシダレを中心に、エドヒガン、ヤマザクラなどの巨木が咲き誇っている」(竹内)。

また中通り地方は、南系の植生である照葉樹林帯と北系のブナ帯が里山の領域である標高500メートル付近で交差しているために、他地域に比較すると身近な植物の種類が多い。2007年にNPO法人 ふくしま風景塾が開催したモミジサミットに参加した欧米65人の植物学者が、石川町や鮫川村の里山植生の豊さを絶賛した。

有限会社 仲田種苗園は、1999年以来、石川町中田区「二本ブナ」の里山再生、同じく中田区の「紅葉谷」整備を応援し、石川町からの受託事業として「桜を活かしたまちづくり基本計画」の策定も行った。また代表の仲田は石川郡内小中学4校での講演を行って、子どもたちに地域の魅力を伝えてきた。

この度、(有)仲田種苗園は代表を兼ねる「ふくしま風景塾」と連携して、中通り地方各地で行われている地域興しを応援し、ネットワークすることによって四季を通して回遊できるような「ふくしま花通り」を計画した。(有)仲田種苗園が地域興しの呼び水となるような花木を提供し、ふくしま風景塾がイベントなどをサポートする。

 

hp2.jpgツツジ引き渡し式(3月4日)

 

本年の具体的なアクションとしては、石川町の12団体の地域活動にツツジ600本(3月4日)、鮫川村館山整備にコブシなどの花木100本(327日)、三春町「モミジ山」整備にモミジ100本(5月予定)を寄付して、それぞれの地域興しを応援する予定である。

■「ふくしま花通り」3カ年計画の内容(平成233月〜263月)


 1 地域興し応援

(1)  シダレザクラやエドヒガンザクラなどの在来桜苗の育成提供

(2)  モミジや在来花木などの提供

(3)  里山再生応援

2 ネットワーク事業企画提案

(1)  地域資源のリストアップ事業

(2)  地域活動グループのネットワーク化提案

3 環境教育応援

(1)小中学校での環境教育応援

(2)小中学生の里山体験企画

 

 

 

 

 

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