このところの急激な体重増加を少しでも解消するために、朝はなるべく散歩をするようにしています。
私の事務所兼住宅は、阿武隈川沿いの小高い丘の上にあり、眺望は抜群です。周囲は水田や畑ですが、小さな雑木林や屋敷林が、100M間隔で点在しています。
家の軒下には毎年ツバメが巣をつくります。今年はすでに旅発ちました。また庭にはスズメやハクセキレイが訪れますが、ここ数年はハクセキレイの数が増えたような気がします。50Mぐらい離れた雑木林の藪の中からは、毎朝「ちょっと来い」というコジュケイの鳴き声が聞こえます。また昨日は1KMの離れた萱原(ススキ)で鶯が鳴いていました。
さて今朝は、カメラをもって散歩に出かけました。散歩道に、トビのツガイの縄張りがあるので、それをカメラに収めようと思いました。ところが今朝は、散歩に出るのが遅く、8時を過ぎていたために、いつもの場所にトビの親鳥はいませんでした。ところが、少し離れたところに、トビの幼鳥がいました。トビの幼鳥は、梢から梢、時に電柱のてっぺんを中継して、飛行していました。
今の時期は、オニヤンマが悠々と飛んでいます。オニヤンマは私の家の庭先にも来ます。散歩道には水田が多いので、アカネトンボやシオカラトンボもたくさん飛んでいます。川沿いを歩くときには、ハグロトンボがたくさん見られます。
チョウは、モンシロチョウとモンキチョウが圧倒的に多いです。近くにキャベツ畑があるためでしょう。今朝はアゲハチョウを見ました。野の花マットの圃場では、キアゲハチョウが多いので、白っぽいアゲハチョウは、なんだか新鮮でした。
農家の人は、田んぼの畦や土手を草刈りしています。このようなところに、さすがに今は数が少ないのですが、キキョウやカワラナデシコを見つけることができます。キキョウは関東では絶滅危惧種であり、福島の里山でも自生のものは本当に少なくなりました。
散歩道には、春のスミレ、梅雨のホタルブクロ、秋のワレモコウなど、四季を楽しませてくれる野草が咲きます。ただし私は野の花を楽しむというよりは、どんなところに生育しているかとか、どんな野草と一緒に生えているか、などすべて「野の花マット」開発者としての目で観察してしまいます。それでも散歩のそう快感は変わりません。